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2022年3月10日 (木)

きみは本当の鎮静を知っているのか

2022年3月6日日曜日の夜に、終末期ケア協会(JTCA)のセミナー「きみは本当の鎮静を知っているのか」を協会の会員の方限定で配信しました。

岩谷 真意 (代表理事、看護師)さんは、前職の社会保険神戸中央病院(現、JCHO神戸中央病院)の緩和ケア病棟で一緒に働いていた同志です。

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2019年に協会の設立と、テキストブックの執筆から始まり、時々事務所に伺って色んなアイデアを話し合ってます。教会は2020年から最初の会員を募り、試験をして、継続的な学びの場を提供する、大変有意義な活動をされてます。

私も全面的に協力して、また時にはアイデアを形にする大切な機会をいただいてます。オンラインセミナーがまだ一般的でなかった、2020年5月から、新型コロナウイルス感染症に関わる現場の戸惑いを共有させていただき、全国の会員、同志に出会うきっかけを得ています。

前回の緊急セミナー「僕らに銃口が向く前に 〜見えない防弾チョッキを着ておこう」では、お互い多くの経験をしてきたのに、かなり緊張し当分立ち上がれないほどのエネルギーを使いました。僕も研修医一年目の最初の学会発表以来の緊張感と集中力で、その日は終わってからも眠れなくなるほどでした。

この時から、事務所の一角のスタジオから二人で配信しています。昨夜は鎮静に関するテーマの話でしたので、二人ともリラックスして話しました。その内容を抜粋します。

・まず耐え難い苦痛をどう人は確信できるのか、人が苦しんでいると分かる時、自分の中でどういう条件があるのかを考えないとと話しました。まだ苦しむ余地があるとか耐え難いとは言えないと思う時何を思うのか。

その場にいる患者、家族、医療者は全て連環した苦痛を感じるはずなんです。その苦痛を感じる時僕らの心では何が起きているのか、その事を考えてほしいと思いました。適応や薬の使い方は、もう確立しているので慣れだけです。方法を語り合うのはもういいので、次はその事をよく考えて下さい。

「最期は苦しまずに死にたい」というのは、何も安楽死を権利として願うという、大きな話ではないと思います。普通に人が願う、小さく個人的なでも大切な願いです。医療者は、大きな話ではなく、小さな願いにどう応えるか真剣に考えて欲しい。その方法が鎮静であるのなら、きちんと身につけて欲しい。

まだこれからも多くのアイデアを協会の皆様とカタチにできるよう、自分自身のアンテナの感度を高めていきたいと思います。また皆様も是非協会の活動にご参加ください。終末期ケア協会の詳細はこちら

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