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2022年3月29日 (火)

「アドバンスケアプラニング」ロボット

ACP(Advance Care Planning)とは、将来の変化に備え、将来の医療及びケアについて、 本人を主体に、そのご家族や近しい人、医療・ ケアチームが、繰り返し話し合いを行い、本人による意思決定を支援するプロセスのことです(日本医師会の解説より
まずアドバンスケアプラニングなど、不確実な近い将来に対してどう医療者と患者が向き合うのかとても関心がもたれていることと思います。未来に補助線を引く鮮やかさもありますが、世界を醜悪に閉じ込める愚かさもあります。
私たちが「信念」と思っているものは、案外社会のシステム、枠組みの影響を大きく受けているのです。というよりもシステもそのものの一部として、発想や言葉を自分の脳にインストールされて、信念と勘違いしているといったほうが良いと思います。
丁寧でも「これからのことをお話しさせて頂いてよろしいでしょうか」と患者に話しかける医師に、私は何らかの教育効果は感じますが、その背中にはロボットが見えています。その医師は、もう既に生きている人間ではなく、システムに組み込まれたプログラムされたロボットなのです。
皆様にお伝えしておきます。ご自身の使われている言葉が、自分の信念ではなく、今のシステムのロボットの一つとして喋らされていると思わない限り、世の中は良くなっていきません。どうかそれぞれ奮闘して下さいね。
本編はこちら
【アーカイブ動画視聴】川口有美子×新城拓也「コロナが変える、私たちの現場と思想」『不安の時代に、ケアを叫ぶ』(青土社)刊行記念 4月28日木曜日まで。
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