2020年6月10日、自分の所属する日本緩和医療学会から「新型コロナウイルス感染症が拡大しているこの時期にいのちに関わるような病気で入院中の患者さんのご家族にお伝えしたいこと」というリーフレットが公表されたことを知りました。
その内容は慈愛に満ちた言葉が連なっていましたが、緩和ケアの専門家が今まで大切にしてきたアイデンティティを自らの手で放棄する「緩和ケアの自殺」を思わせるものでした。
この新型コロナウイルス(以下コロナ)に翻弄された3ヶ月を思い出しながら、私の考えを皆様に伝えたいと思います。
(続き)
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