世間はGW
多くの人たちが短期間の間に亡くなっていきます。
やっぱりご家族が集まれる時をちゃんと分かっているのかもしれません。
休日の病棟はいつも静かで落ち着いていて、何だかいつもよりも空気が澄んで、静かです。
こういう時を亡くなる時に選ぶのも分かる気がします。
患者さんのほとんどは亡くなることを知らされるのではなく、感じて、悟るんだと思います。
だから亡くなる時期を、何とか選ぼうとするのは当然で、そう言うことも感じているんだと思います。それは何月何日のいつごろというのではなく、周りに取り囲むご家族や色んな人たちの心を読んで、「もう少し先にしよう」とか「いまこそ逝く時だ」とか思いついている気がします。
亡くなる前にはどんな夢、映像を見ているんでしょうか。
こういう話しをご家族とするとまた違う地平が見えてきます。
また、「もう少しみんなと一緒にいたいって思っているみたいですよ」とか「みんなに迷惑をかけないように、今日を選んだんですね」と話すとまた死別に違う意味を付けることが出来ます。
科学的にどうかとかは全くどうでも良いんです。それがこれから生きていくご家族の力になるのであれば。それがケアだと思います。
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