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2009年12月27日 (日)

休日出勤

この仕事に就いてから、早10年以上。
ほとんどの休日は出勤してきた気がする。
出勤しないと、休日を落ち着いて過ごせず、また出勤することで、なんで自分は休みの日も働くんだろうと本当にいやな気分。

それでも休日の病院はいつもと違う落ち着いた雰囲気。
患者さんも家族もどこかしら休日の柔らかな日差しの中で落ち着いている。

今日も1人の方とお別れした。
がんは1ヶ月本当にあっと言う間。立ち止まって考える暇もないほど。
事前にあれこれ決めておかないと判断が出来ない。
本当に過酷な病気。いくら研究を重ねて、いくらコミュニケーションを洗練しても、きっとこの時間の早さには解決できないと思うほど。いくら最もらしい理屈をつけても難しい。

アドバンスドケアプランニング
在宅医療こそ本来の医療
病人は家で過ごすことで一番よい自分でいられる
ホスピスこそ生をまっとうできるところ

単純な教義に酔えるヒトがうらやましい。
どれだけの経験を重ねても、毎回体当たりで苦労する。その苦労の過程だけが、患者さんと家族の思いを動かす。これだけは教育できそうにない気がする。

心を配れば、心を失う。
心を亡くせば、忙しい。
忙しいと、遠慮され、同情される。

強さと感動を忘れないように生きていきたい。

今日天に帰った患者さん、さようなら。あなたにあえて良かった。

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