2017年2月20日 (月)

グリーフケアとしてのクリスマスコンサート

開業以降、毎年大切にしている日があります。クリスマスに行っている、コンサートです。幼少からバイオリンを弾き、今もアマチュアオーケストラに参加し、音楽は私にとってとても身近なものです。ホスピスで働いていた時も、季節のイベント時には、ボランティアの方々と一緒に、小さなコンサートをしていました。 ホスピスでコンサートをしていたときには、入院している患者さん、ご家族のために演奏していました。とても喜んでも...

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2017年2月 6日 (月)

「最期は苦しみますか?」 全ての苦痛は緩和できるか

現在ヨミドクターのさよならを言う前に~終末期の医療とケアを語りあう~に不定期連載をしております。 現在、鎮静に関する話しを2回に分けて掲載しております。ぜひご覧頂き、コメントにご意見を頂きたいと思います。 「最期は苦しみますか?」 全ての苦痛は緩和できるか(上) 「最期は苦しみますか?」 全ての苦痛は緩和できるか(下) 日常医療現場に居る医療者だけでなく、一般の人達、住民の人達にも自分の受ける医療...

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2016年11月28日 (月)

一回性のケア

病院は、「こうでなくてはならない、その根拠はない、それでもずっとこうしてきたのだからこうでなくてはならない」という惰性が非常に強く働いていることという事については、前回の話で書きました。この事については今でも忘れられずそしてよく思い出す一件があります。働いていたホスピスでの出来事でした。 ある男性の患者が日曜日の昼間に亡くなりました。私も丁度仕事に来ていたので、そのしばらく前からホスピスの中にいま...

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医師は全ての患者の臨終に立ち会えるか

先日、面識のないとある医師からメッセージを頂きました。 そこには、私が過去に書いた論文についての質問が書かれていました。その論文というのは、ホスピスで働いていた時に書いた遺族調査についての内容で、「臨終に主治医が立ち会わないこと」についての遺族調査でした。 当時私が働いていたホスピスは、多いときには日に3人、年に200人亡くなることもある所でした。全員の看取りの瞬間に立ち会っていては、上司と私二人...

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2016年10月30日 (日)

「こんなに眠っていて大丈夫でしょうか」、がんと体力温存

魔法の言葉 肝臓は身体の電池です (紹介した事例は架空です。実在しません) 言葉の意図 倦怠感は多くのがん患者が体験する症状である[1]。疲れやすく、長い移動ができなくなっていく。根気はなくなり、昼寝をすることも増える。また通院が困難となってくる。そして、さらにがんの進行の共に全身状態は悪化し、身体の動きが悪くなり、徐々にベッドに寝たきりとなっていく。予後8週間未満となると、1日の過ごし方は変化し...

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緩和ケアと大麻

最近、話題になった大麻(Cannabinoids)の医療的使用について、緩和ケアの観点からまとめておこうと思う。 医療用麻薬も大麻も、がん患者をはじめとする苦痛を緩和するのに多くの先進国で既に使用されている。この様な薬は、例えば「痛みをとる」のではなく、「人間が痛みを感じないようにする」ことが効果なのである。「痛みの場所は相変わらず痛みを発生させているが、神経を伝わらないように、脳の中で痛みを感じ...

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2016年9月 5日 (月)

「普通の亡くなり方に近づけるためです」鎮静の説明について。

某雑誌に書いた原稿です。 最近出会った方が、今でも鎮静を受ける選択をしたことにあれでよかったのかとずっと考えているとお話になっていらっしゃいました。私自身がどのようにこの治療を考え、どのように説明しているのかお伝えしたいと思い、ここに書いておこうと思いました。 (紹介した事例はモデルはありますが実在する方ではありません) 言葉の意図 あらゆる苦痛緩和の方法をもってしても、苦痛が緩和されないがん患者...

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2016年8月 9日 (火)

嫉妬増幅器

人は他人を妬む「嫉妬」から自由になれるのだろうか。幼少期から、誰々ちゃんはいいなあと嫉妬を続けながら成長していくのだ。この年になっても嫉妬から自由になれずに、自分に呆れながらも嫉妬を消滅させるべく日々の鍛錬を続けているのだ。 嫉妬というのは、「今私はこういう境遇にあるが、誰々ちゃんとして生きていくこともできたはず」と言うのが根源で、生きていく上での可能性が嫉妬の根源とも言えるのだ。未来は変えられる...

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2016年8月 3日 (水)

悪い「癖」

人間誰しも自分の悪い「癖」というものがある。ほとんどの人は自分で気が付いている。悪い「癖」だと分かっていてもなかなか手放せないものなのだ。 酒も然り、煙草も然り。他人に期待できないと苛立つのも然り。少し何かができるようになると世界を支配したような気分になるのも然り。できないことに少しも挑戦しない臆病さも然り。 あらゆる習慣の中に悪い「癖」が入り込んでくる。この悪い「癖」は定期的に自分を脅かし、そし...

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2016年7月16日 (土)

在宅医療に関する研究の進め方・実践例

在宅医療に関する研究を、私のように開業医が進めるにはどうしたらよいのでしょうか。まず、「高望み」しないことです。いくら、方法論としてランダム化比較試験 (RCT) が優れているとしても、多くの予算と人手そして、 時間がかかります。エビデンスレベルが低くても自分ができる研究方法を選択することが重要です。 まず、症例報告、観察研究、調査研究、カルテレビュー、そして質的研究が実行可能な研究方法で身につけ...

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