2021年3月22日 (月)

介護保険施設の職員の離職問題を解決するには

同僚の医師から、介護保険施設の職員の離職問題についてどう考えたらよいかという相談を受けました。 私は、1)賃金、2)労働時間、そして3)ファクターXと答えました。経営者は、金と時間の話しにして何とか物事を解決しようとしますが、このファクターXが一番重要です。 生き甲斐、やりがいといったことなのですが、仕事を通じて幸福になりたい、自分が成長したい、他人の幸福に関わりたいというのがファクター...

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2021年2月18日 (木)

「もやもやちゃん」を超えて Beyond the moyamoya.

もやもやちゃんとは、僕が医学書院、訪問看護と介護 2021年1月号に寄稿した「もやもやちゃん」という物語です。 もやもやちゃんは、多くの病院が行っている面会制限に心を痛めています。患者と家族を交流させないまま、死という永遠の別れを迎えていることに悩み、医学では答えが探せないまま、いろんな専門分野、法学、哲学、倫理、宗教の専門家と交流し自分にできることを探します。しかし、その思いも叶わないまま、日々...

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2021年2月 7日 (日)

安楽死に関するシンポジウムにて驚いたこと、分かったこと

今日は神戸でリアルで対面の講演会に参加した。安楽死をテーマとして作家の先生が講演された。その中で、今こうしている間にも安楽死を本気で望む人がいるのに、いつまでもぐずぐずと議論するなと言われていた。「苦しみの真っ只中にある患者にとって、法制化するかどうかの議論なんて意味がない」「それは火事の中にいて救助の必要な人がいるのに、消防車の作り方を議論しているようなものだ」と発言していた。また聴衆の中の複数...

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2021年2月 2日 (火)

新型コロナウイルス患者の自宅や施設での看取り

最近、神戸市でも新型コロナウイルス感染症の患者の自宅待機期間が長くなりました。私は毎日、がん終末期や、高齢の脆弱な患者の在宅療養を診療しています。ついに、本人、家族の求めに応じて、病院に入院させずに、新型コロナウイルス感染の陽性者の死亡をそのまま自宅で診療せざるを得ない状況になりました。 予後2週間未満と分かっている患者を、どの病院に搬送したら良いのか、それは保健所の考えることですが、もう自分で最...

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2021年2月 1日 (月)

2021年1月の鬱日記

昨年3月以降の、このコロナの閉塞的な状況の中、昨年12月までは、とても気ぜわしく動き回っていてました。動き回りすぎて10月頃に鬱になりましたがどうにか乗り越え今に至ります。しかし、この1月から自分でも不思議なくらい、仕事がなくなり、勉強する時間、本を読む時間、パンダに会いに行く時間ができました。事務員はテレワークなので、仕事の合間に自分のオフィスに行ってもシャッターが閉まり、誰もいない。一人静かに...

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2021年1月24日 (日)

ラストドクター(最後の医師) 教師は生徒の、医師は患者の苦痛の耐え難さを認めがたい

必要な患者に鎮静は十分に行われていない 「先生、もうこれ以上のこの苦しさには耐えられそうにないので、そろそろ眠らせて下さい」 診察している患者からもう何回求められただろうか。私は、緩和ケアの治療の一つとして、最後の手段である (last resort) 鎮静を日常行っています。鎮静 (palliative sedation)は、セデーションとも言われ、睡眠薬を注射し続けることで、苦痛を緩和する方法...

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2020年11月 8日 (日)

僕の好きだった彼女「死を憧れていた彼女」

彼女は最初逢ったときから、気になることを言っていた。「人間が死ぬことは自分の意思でどうにでもできることなのよ」と、死に対する憧れを話していた。 「ねえ、この本読んだ?この本の主人公はとっても美しい死に方するわよね。少しずつ身体と魂が透明になっていく感じがいいわ」 いつも彼女は家に帰ろうとしなかった。家には自分の居場所がなく、遅い時間まで広い公園や、自分の通院している名古屋の病院の大きな待合室の片隅...

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フードフォトグラファー新城からのメッセージ「時間を超えること」

皆さんこんにちはフードジャーナリストの新城拓也です。前回よりしばらくの内観の時間をいただき、さらに食と写真についての構想を練っておりました。ここにまた皆さんにお伝えしたい事があります。 さて、一部で私の文章の展開が長すぎて、一度流したら水が止まらない、壊れた水洗トイレのようだという指摘を頂きました。それには反論したいと思います。何故なら、やまない雨はない、止まらない水洗トイレはないと言う、物理学的...

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2020年11月 7日 (土)

僕の好きだった彼女 「夢の中の夢」

ああ、しばらく僕は眠ってしまっていたらしい。門限が過ぎたはずの彼女はまだそこにいた。 どうやら終電に間に合わなかったらしい。始発までの間、まだ一緒にいることができるのだと僕は、神か仏がくれたらしいこのチャンスを、必ずものにしなくてはと、眠気で動かない体を起こそうとした。 その時だ。自分の体の感覚が以前とは違うのに気がついた。目は見えにくく、小さな字が読みにくい事に気がついた。ガラスに写る自分の姿は...

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フードフォトグラファー新城からのメッセージ「物事には手順がある」

こんにちは、フードフォトグラファーの新城です。 今回は、「物事には順序がある」という大切な事を、皆さんに伝えなくてはなりません。というのは、かねてより私は、子供の頃からどうしても、解く事ができない問いがあるのです。それは、「ラーメンに入ったメンマの、食べる手順」の事なんです。 どんなラーメンにも入っていることの多いメンマですが、その調理について、本当に幼い頃から、どう食べたら美味しくなるのか、考え...

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